Technology and quality

技術と品質

環境対応について

スーパージュライトはポリエチレン樹脂を使用した商品ですので、燃焼しても二酸化炭素と水にしかなりません。また、当社の敷板は重金属類を含みませんので土壌汚染の心配はありません。

0.005mg/l 未満
カドミニウム0.001g/l 未満
全シアン0.10g/l 未満
0.005g/l 未満
六価クロム0.020g/l 未満
ヒ素0.005g/l 未満
総水銀0.0005g/l 未満
アルキル水銀0.0005g/l 未満
ポリ塩化ビフェニル0.0005g/l 未満
ベンゼン0.001g/l 未満
セレン0.002g/l 未満
ほう素0.20g/l 未満
フッ素0.20g/l 未満
土壌汚染対策法に基づく土壌溶出量調査の測定結果

騒音試験

鉄製クローラ 走行騒音テスト

敷鉄板を敷いた場合とスーパージュライトを敷いた場合、どの程度騒音防止効果が得られるかテストしました。

敷鉄板

テスト中風景

敷鉄板の上で建機・重機の鉄製クローラにて走行を行った場合、クローラが敷鉄板を打撃する騒音が発生します。
住宅地、学校、病院の近隣で鉄製クローラ走行を使用する必要のある現場で、敷き鉄板の上にニューダイコク板、あるいはジュライトを設置した場合に、騒音防止効果がどの程度得られるかというお問い合わせを多く頂いておりましたので、関係各社様のご協力の元、実際のテストを行いました。

テスト試験車両

テストは日立建機製の20tパワーショベル・鉄製クローラにて行いました。クローラ1.5m離れた地点にて、高さ0.5mにて測定器を設置

敷鉄板を鉄のクローラが叩きます。打撃音が響きます。

オペレータの方の話では、ニューダイコク板、スーパージュライト、ジュライトに車両が乗り上げると、乗り心地が変わるのわかるそうです。

前進時よりも後進時の方が敷鉄板とクローラの打撃音が大きく、高速後進の場合の測定騒音は平均98.8db(デシベル)という結果が得られました。
敷鉄板上にニューダイコク板を敷設の場合、は同条件で96.5db、スーパージュライトの場合は 95.5dbという結果が得られました。

ニューダイコク板の場合は約2.3dbの減少(約15%の減少)
スーパージュライトの場合は約3.3dbの減少(約30%の減少)

敷鉄板を直接踏むと、スーパージュライトの使用の場合より1.4倍音量が大きく聞こえるという事になります。
鉄を鉄が打撃する音が軽減する為と想定できます。
ダイコク板、ジュライト、スーパージュライトを使用した場合、条件が合えば30%~15%の騒音低減が出来るという事です。
参考までに、重機から1.5mの地点ですと、100db近辺の「列車が通過する時の高架下」に近い騒音という事になります。

小砂利

小砂利面での騒音テストも行いました。(重機は同上)
小砂利面を高速後進の場合、砂利上を直にクローラ走行した場合、94dbニューダイコク板を敷設した場合が90.5dbという結果になりました。

敷き鉄板時のような鉄製クローラの敷き鉄板に対する打撃音は発生せず、敷き鉄板走行よりは静かなのですが、地面が子砂利の凹凸面のため、クローラ同士の接触音が増加すると思われます。
ニューダイコク板の効果は大きく、3.5dbの差なので、最大35%t程度の騒音低減が可能な場合があるという結果を得る事ができました。

テスト結果

鉄製クローラ走行の場合、クローラ自体の接触騒音と、クローラが敷鉄板を打撃する騒音とに分類できます。ニューダイコク板、スーパージュライト、ジュライトを敷いた場合、クローラ自体の金属接触音を軽減することは、当然の事ながら出来ませんが、クローラと敷鉄板の打撃音については効果が認められます。

その他(試験の印象)

ニューダイコク板、ジュライトなどを敷設して鉄製クローラにて走行した場合、明らかに カンカンという金属の打音が減少しています。 また、金属の打音が明確に減少すると共に、地面に伝わるクローラ打撃の振動も軽減しています。
この、明確な効果を考えると、住宅密集地、学校、幼稚園、病院等の隣接現場では、騒音と振動の低減に、ニューダイコク板、スーパージュライト、ジュライトのご使用をお勧めできると印象付けられました。

参考(音量のデシベル)

dBは 基準値と比較して何倍、或いは何分の1であるかという事を対数(log)を用いて表現するための単位記号です。
これを使って大きさや量を表すには基準になる大きさや量が必要です。
基準となる音圧は通常の人の耳に聞こえる最小音の2×10-5N/m2と比較してどの程度大きいという表現です
音量(dB)=20×log(対象の音圧/基準音圧) 基準=2×10-5N/m2