Question

よくある質問

よくある質問

1.塩化ビニル樹脂について (3)

塩ビとは塩化ビニル樹脂又はポリ塩化ビニルの事です。

エチレンと塩素と反応させた塩ビモノマーを付加重合させて作ります。

硬い材料に可塑剤をいれて柔らかくします。

1.材料 (11)

スーパージュライトは厳選した再生ポリエチレンを主体として作られています。土壌汚染に有害な影響をもたらす物質を含まない原料を使用しております。

鉄板はかなり重量がありますので、10tトラック1台の積載枚数は18枚となりますが、スーパージュライトの場合は40kgと軽量なため台に225枚も積むことができます。 鉄板を225枚を運ぶためには10tトラックが13台必要となりますので、スーパージュライトなら輸送コストと同時に輸送時間も大幅に抑えられます。

スーパージュライト48鉄板
大きさ1,220×2440×17t1,220×2440×22t
1枚の重さ40kg500kg
積載できる枚数225枚(10tトラック1台)18枚(10tトラック1台)
トラック台数 *1台13台

*225枚を10tトラックで運ぶ場合に必要な台数の目安。

使用するポリエチレンの一般物性から通常のご使用で7年としています。経年により、表面は白化してきますがカット断面は、異常が見られません。耐久性としては10年以上の実績を持っています。

車両総重量80トン。 建材試験センターの試験データでは当初から2,000t/m2以上の数値が出ており、接地面積から換算すると車両総重量80tに十分耐えられる数値です。以前より問合せが多く、安全を考慮の上で80tの表記に至りました。 4.2tの車両で実験走行した結果、N値2以上での使用が確認できました。足が沈み込むほど地面が柔らかい場合は、スーパージュライトが曲がり、沈み込む恐れがありますので使用できません。

走行テストを行った結果、通常のゆっくり走行では、シボに軽微な損傷が見られますが、基材そのものに問題は見られませんでしたが、重機による板上での急旋回や急発進の場合は、その摩擦熱でシボが変形または削られる場合があります。

スーパージュライトを複数お使いの場合は、安全の為に連結をお勧めしております。安価で比較的簡単な連結の方法として、ナイロン製やステンレス製のインシュロック®がおすすめです。スーパージュライトは軽量のため、連結により安定感が増します。詳しくは接続部品のページを参照下さい。*インシュロックはヘルマンタイト社の商標です

広げてしばらくすると平らになります。冬季の気温の低い環境では、端部が若干反る場合があります。また、冬季と夏季では板の固さが違いますので曲げる固さが違います。

スーパージュライトは温度によって、収縮します。1度の変化によって、1Mあたり0.13mmの収縮があります。したがって敷設の際には、伸び縮みを勘案して離して敷設するようにしてください。 例)直射日光があたり敷板温度55℃では、製造時の温度が25℃となっていますから、30℃×0.13=3.9mm/1Mとなり、長手方向が1.8Mですから約7mmの伸びを見込んでください。 ※敷板は再生材を使用しているため、伸縮率にブレがございますので、状況によりすき間の調整が必要になります 。

スーパージュライトは薬品に強く、有機溶剤や酸にもほとんど侵されないと言われています。また土壌汚染の心配もありません。

スーパージュライトはリサイクルが可能です。弊社は全製品を国内で製造しており、再生ペレットから製品までの一貫生産をしています。不用になった製品は、適切な処理をしていただいたものを静岡工場にお送りいただければ、お引取りいたしますので別途ご相談ください。

社名などの刻印を入れることは製品により可能ですが、詳細につきましてはお問い合わせ下さい。 ※刻印が入れられるのはスーパージュライト48、48-Wが対象品です。

1.材料 (3)

PE100は、ISO/TR9080に規定する外挿方法1)で認定された高密度ポリエチレンで、材料の発達の歴史から第三世代高密度ポリエチレンと呼ばれています。PE100は高分子量領域を増加させるとともに結晶と結晶をつなぐ分子(タイ分子)を増やすことで、結晶どうしの間で、き裂を生じにくくさせ、長期静水圧強度と耐環境応力き裂性2)を向上させた。また、低分子量領域を最適化することで、耐衝撃性を向上させた材料です。
1) 外挿とは、ある既知の数値データを基にして、そのデータの範囲の外側で予想される数値を求める方法であります。
2) 環境応力き裂とは、プラスチックに力が加わった時に、ある種の外部環境物質(特に有機溶媒分子)が存在すると、クラックの発生・伝播により破滅的な破壊を起こす現象であります。

PPの化学式は [-CH2-CH(CH3)-]n で、ポリプロピレンは次の3通りに分類されます。

  • ホモポリマー(PP-H)
  • ブロック・コポリマー(PP-B)
  • ランダム・コポリマー(PP-R)

PP-BとPP-Rは、PPにエチレンを少量共重合させたものです。また、ホモポリマーには結晶構造の違いによりβタイプPP-HとαタイプPP-Hに分類されます。 βタイプは非常に均質で微細な結晶構造を有しておりαタイプやPP-Cに比べ優れた特性を持っています。 化学工場などの配管にはPP-Hが最も優れた特性を持っています。最新の重合技術により生産されたPPの高性能素材を“β-PP-H(ベーター・ポリプレン・ホモポリマー)”という。従来の製品と比較して、強靭で信頼性の高い特性を有しています。

PP-H(ホモポリマー)PP-H(ホモポリマー)PP-C(コポリマー)
構造β-PP-Hα-PP-HPP-R
MRS1)MRS 10MRS 10MRS 8
耐衝撃性良い低い良い
長期性能良い普通普通
耐薬品性良い普通普通

1) MRS=Minimum required strength (最小要求強度)
20℃(水)で50年間、管が破壊しない一定応力値の信頼下限値が10MP以上あることを証明された樹脂。(内圧クリープ試験で得られたデータから予測した値)

化学工場などでは、流れる薬品、薬液の温度、圧力、配管状況(露出又は埋設)などから判断して使用管材を選定することになります。
その判断を行うために、情報の一つとして耐薬品を調べなければなりません。

2.設計(仕様・圧力) (4)

添加剤には可塑剤・難燃剤・滑剤・充填剤・安定剤・着色剤等をいれます。

耐久性・難燃性・電気絶縁性・着色性・耐疲労性・加工性・耐水性等が優れています。

切断はプラスチック鋸で曲げは加熱100°程で接着は塩ビ用接着剤又は溶接です。

紫外線で破壊され4~5年程で表面が劣化しますが排水管は地中のため20年程もちます。

2.設計(仕様・圧力) (5)

SDRとは、パイプの基準外径と最小厚さの比(Standard Dimesion Ratio)=D/tを表しています。例えば、PE100やPP-Hには、SDRが11、13.6、17.6 のパイプがあります。

PE100はISO/DIN 3212の内圧に対する長期特性テストに基づいて、20℃での最大使用圧力1.6MPaであり、使用期間50年間、設計安全率1.25で計算されています。同様に、PP-H は25℃での最大使用圧力1MPaであり、使用期間25年間、設計安全率2.0で計算されています。

黒色のポリエチレン管は、水道水に含まれる塩素がポリエチレン管に配合されているカーボンブラックと化学反応を起こし、管内面に水泡・剥離発生の原因になります。従って、水道配水用ポリエチレン管は、青色でカーボンブラックは含まれていません。黒色PE100は水道用途以外の用途で使用され、露出配管においても耐候劣化などの問題はありません。

水道配水用PE100は、実使用温度が20℃±15℃(5℃~35℃)で、最大使用圧力1.0MPa です。
本来PE100は、20℃で使用期間50年間の場合には、最大使用圧力1.0MPaで安全率2.0、最大使用圧力1.6MPaで安全率1.25であります。
両者の違いは、20℃での安全率の違いによるものです。

最小要求強度は、管が20℃で50年間耐える周方向応力のこと、20℃、60℃、80℃の3水準で約1万時間以上の熱間内圧クリープ試験を行い、ISO TR9080に従い、20℃で50年外挿下方限界を求めたときの最小要求強度(MRS:Minimum Required Strength)で示されます。PE100は最小要求が10.0MPaを証明された樹脂で、PE100に分類されます。

3.施工 (3)

黒色のポリエチレン管は露出配管で問題ありません。しかし、青色の水道配水用ポリエチレン管は管表面が紫外線劣化の恐れがありますので、露出配管に問題あります。同様にグレー色のPP-Hについても露出配管に問題あります。防護すれば配管することができます。

EF接合は、電熱線が埋められた継手に通電することによりヒーターが加熱され、管と継手が融着される接合する方法です。一方BF接合は、加熱された熱板で管端部を加熱し、熱板を取り除いて管同士を押し付けて融着接合する方法です。
BF接合に熟練を要し、施工管理が難しいため、水道管路での水道配水用ポリエチレン管の接合に行われていません。
正しく接合されると、接合強度に差はありません。

バット融着は熱板に直接管を押し付けて管端部を加熱軟化させて、その後管同士を押し付けて融着接合する方法であります。IRバット融着接合は、管を熱板で非接触で加熱させて、その後管同士を押し付けて融着接合する方法であります。
IR接合の特徴は、次の通り:

  • 非接触のため、接合部に汚染のリスクが少ない。
  • 最小限のビードで接合が可能。
  • IR融着後の管接合部の寸法精度が、バット融着に比べて優れています。